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OTOMONOGATARI
―物語を読むように―
<息吹をこめて>

物語を読むように、今、聞こえてくる音に耳をすましてみませんか。
与えられた自然の中、わたしたちの手の内にあるものものを見つめ、ここから風を送り出せるように。

大切なものに見守られながら育っていく。
「OTOMONOGATARI」が、そんな場所になるように。
これまで続いてきた伝統に、新しい息吹を吹き込む。
決して大切なものを壊すことのないよう、やさしく、注意を払いながら。

今回、アルトフルートの響きを取り入れ、ささやかな風を送り込みます。
岩澤が作曲した新作は、今回、アルトフルートを取り入れた編成でお送り致します。

またたく光に輝く美しい楽器、フルート。
囲まれた自然に応えるように、音に息吹をこめてお届けします。

構成・作曲 | 岩澤萌慧子
演奏 | 大矢真悠子・木村友音・佐藤友美
日時 | 2012年9月16日 15:30START
会場 | 国分寺市史跡の駅 おたカフェ
参加 | 無料。当日、直接会場へお越し下さい。
※お席に限りがございますので、 場合によっては立見となる場合があります。あらかじめご了承下さい。

【Profile】
<演奏>フルート
大矢 真悠子:これまでに相澤政宏、小池美和の各氏に師事。
東京音楽大学卒業。
同大学院科目等履修終了。
木村 友音:東京音楽大学卒業、同大学院修了。
これまでに宮崎由美香、金昌国、三上明子の各氏に師事。
佐藤 友美:東京音楽大学を経て同大学院修了。
これまでに阿部博光、細川順三、岩佐和弘、工藤重典の各氏に師事。

<構成・作曲>
岩澤萌慧子:東京音楽大学卒業。
東京学芸大学大学院科目履修修了。
2007年 東京工業大学「Art at Tokyo Tech」出演。
2010年、CAFEでコンサートと花のしつらえを楽しむ「花と音楽展」発表。 2011年、音を物語のようにたどる「OTOMONOGATARI」発表。

企画段階から積極的に参加し、演奏される会場や集まる人、環境を作品に反映させる制作を行っている。
http://people.zozo.jp/iwasawamoeko/diary









【国分寺・水を巡る散策】
 「発見!国分寺市野川と湧水と用水、今昔」散策
【定員に達したため受付終了】

平成24 年9 月15 日(土)開催
これは国分寺の昭和16 年ごろの絵地図。
真ん中に今の不動橋、左から右に流れる野川。
野川沿いに田んぼが広がっていました。
歩きながらそんな光景を想像し、今との違いに驚き、当時の生活を考えてみる散策です。

田園と緑に中に別荘が点在したこのまちは、時間がゆったりと流れ、でも水との戦いもありました。 昭和40 年頃から、この街に多くの人が住み、急激に緑と水は失われてしまいました。水車があった。蛍が飛んでいた。野川の水に胸までつかった時間。

それを心らから愛した先人たちが今の国分寺のまちを大切に育ててきました。
その人たちの絵画やスケッチを通じて、又古地図を通じ今のまちを見て、湧水・用水という国分寺の宝のカタチを、今までにない観方で目の当たりにしていただける発見連続の散策です。

日本を代表する洋画家児島善三郎画伯(1893~1962)は1936 年国分寺崖線上(泉町1 丁目)にアトリエを構え、こよなく国分寺の田園と空気を愛し、国分寺風景を多く描きました。散策ではそうした絵をご紹介しながら、その場所に立ち当時を顧みながら、水と緑の大切さを実感したいと思います。

国分寺に在住する本多克己さんは、昭和16 年ごろの国分寺のまちをスケッチされています。このスケッチは不動橋での祭りの風景です。豊かな水量の澄んだ流れがあったのです。いくつかのスケッチをご紹介しながら、今も残る面影を巡りたいと思います。

中央線北側の国分寺市内には、かつて用水が縦横に流れていました。その一部は今も通水しています。 また、住宅脇や畑の随所に用水跡が残っています。
農家が生活用水として利用していた用水の多くは、 野川に注いでいました。そうした用水の跡や、野川の水源のひとつでもある姿見の池、東福寺などを巡り、用水のあった時代に想いをはせる散策です。


散策コースは二つあります。
一つが中央線北側コースで武蔵野台地の用水跡、姿見の池を巡ります。
二つ目が中央線南側コースで、児島画伯と本多さんのスケッチの場所を巡る散策です。どちらのコースも最後にお楽しみがあります。詳しくは当日発表します。

散策コースのご案内
二つのコースのうちどちらかをお選びいただきご参加ください

用水と湧水コース(北コース)
: 旧恋ヶ窪村用水跡地を巡りながら、熊野神社・東福寺・姿見の池・野川最上
流部を経て国分寺駅解散
集合場所:西武国分寺線 恋ヶ窪駅改札口前
集合日時:9月15日(土)09時30分
解散予定:12時30分ごろ
募集人数:10名(先着順)
募集締め切り:9月11日(火)まで

野川と湧水コース(南コース)
: 国分寺駅から旧別荘地を巡り、不動橋・緑橋・お鷹の道・真姿湧水・児島画伯
アトリエ跡・野川最上流部を経て国分寺駅解散
集合場所:国分寺駅南口交番前
集合日時:9月15日(土)09時30分
解散予定:12時30分ごろ
募集人数:20名(先着順)
募集締め切り:9月11日(火)まで

応募方法 :
① 当ミズモリ団ホームページ(URL:http://mizumori.net/contact.html)を利用 いただき、お問い合わせ内容に参加コース、参加者全員の氏名を必ず記載ください。
お申し込みはこちら

② FAX:申込用紙の様式は問いませんが、お申し込みの際、参加コース、参加者全員の氏名、連絡方法(電話・FAX番号など)を必ず記載し下記にお送りください。
FAX送り先: 042-321-0301

なお、募集人員に達した場合は、その後のお申し込みをお受けできませんのでご了承ください。
また、いただいたお申し込みには必ず参加可、不可のご返事を事務局よりお送りしますのでご確認ください。

【シンポジウム】 
原風景から考える---学びとコミュニティ

日 時:2012年9月17日(月祝) 10:00~12:00
教 室:JR国分寺駅ビル 8階 Lホール
定 員:50名(申込先着順)
授業料:無料
先 生:兒嶋俊郎(兒嶋画廊)/栗田 昇(ミズモリ団) /高浜洋平(水の学校代表) /酒村なを(東京にしがわ大学学長)
授業コーディネーター:萩原 修

※この授業は、『ぶんぶんウォーク スローライフタウン「スロー都市をめざして」国分寺の将来を描く連続シンポジウム』の一環として、水の学校と東京にしがわ大学の共催にて開催されます。http://bunbunwalk.com/
※水の学校Ⅲの開講記念講演でもあります。


●テーマ:原風景とコミュニティ
●対象者:地域の成り立ちをもっと知りたい人/地域のコミュニティのあり方を考えたい人/地域での活動に興味がある人
●授業について:
70年前には、美しき田園地帯だった国分寺。兒嶋画伯の描いた絵には、その頃の風景が描かれています。また、本多克己さんの昔話やスケッチからは、その頃の暮らしの風景が浮かび上がってきます。
この授業では、地域の記憶に残る原風景を掘り起こしながら、地域から学び、地域のコミュニティのあり方について考えます。

70年前の美しき風景の絵を見せてくれるのは、兒嶋画廊の兒嶋俊郎さん。その頃の本多克己さんの昔話やスケッチを紹介してくれるのは、ミズモリ団の栗田昇さん。ふたりの話からどんなことが見えてくるのか。地域の原風景とは、どんな風景で、どう共有したらいいのか。

水が湧く場所から知恵や活動が湧いてくる「水の学校」代表の高浜洋平さん。街をキャンパスに学びからコミュニティをつくる「東京にしがわ大学」学長の酒村なをさん。それぞれの学校を紹介した後に、学びからはじまるコミュニティについて意見交換し、地域の成り立ちや、地域のコミュニティのあり方、昔の知恵や工夫をどうやって継承していったらいいのかなど、いっしょに考えていきたいと思います。

●授業の流れ(予定)本多さんスケッチ
10:00 はじめに---高浜洋平
10:05 「東京にしがわ大学」の紹介---酒村なを
10:20 「水の学校」の紹介---高浜洋平
10:35 それぞれの学校について意見交換
10:50 「70年前の美しき田園風景国分寺」の紹介
本多克己さんの昔話とスケッチ---栗田昇
兒嶋画伯描いた美しき国分寺田園風景 ---兒嶋俊郎
11:20 トークセッション「原風景」---原風景とコミュニティ、 原風景の共有化、昔話を記録する意義、
水のある原風景などについて話し合う
11:45 質疑応答、まとめ 記念撮影
12:00 終了

●定員:50名(申込先着順)
●問合せ先:042-312-2878(おたカフェ)

●先生プロフィール:
兒嶋俊郎 児島画廊・布アート創作家
フォビズムと日本画の伝統美を融合した画風を確立した児島善三郎(洋画家1893-1962)の孫。善三郎が国分寺にアトリエを構え(1936~1951)、田園風景を描写した、場所に現居を構える。六本木にて兒嶋画廊を営み、幅広いアート作品を扱うと共に、自らも自然由来材料による創作活動を展開。 http://ota-cafe.com/sansakumap/?page_id=69

栗田 昇 ミズモリ団
自動車メーカーでプロダクトデザイナーとして28年間勤務、退職後フリーランス造形家として主に木材を使って活動中。50年前から西国分寺に在住(駅が出来る前)。現在、水の学校ミズモリ団員として水に関係する調査及び保全に関係する活動に参加している。

高浜洋平 水の学校代表・おたカフェ
1977年生まれ。大学で都市計画を学び、建設会社にて都市開発に携わる。休日には国分寺の地域づくりに取組み、東京経済大学国分寺市地域連携推進協議会研究員、お鷹の道おもてなし事業実行委員。2009年「史跡の駅おたカフェ」や「水の学校」立上げに携わる。

酒村なを 東京にしがわ大学学長
1983年立川生まれ。高松町の元米軍ハウスという「人のつながり」を強く感じる環境で24年間育つ。近頃の希薄な人間関係に危機感を覚え、街全体をキャンパスにし、授業は生徒自身がつくり、誰でも参加ができる、そんな「場」が心地良いコミュニティをつくる「東京にしがわ大学」を開校。