「ぶんぶんウォーク」は、国分寺の更なる魅力の再発見を進めながら人と自然・歴史が共生する、持続可能で豊かなローカル・コミュニティを構築する一助になることを目指しています。そのための第一歩として、ことしは「スロー都市」をテーマに取り上げました。多彩なゲストを迎え、「スローな都市」とは何かを学び、考えることを通して国分寺の街づくりの在り方を市民の視点から話し合います。
9月15日土曜日
午前の部 (10:00-12:00)
『地域通貨、はじめませんか。』
「お金のため」ではない働き方に光を当てる地域通貨。それは誰かの仕事に対す る「いいね!」「ありがとう」の表現手段です。国分寺ではじめてみませんか? 第1部では「エンデの遺言」上映会。第2部では3つのカフェが集います!
第1部 「エンデの遺言」上映会
第2部 「カフェからはじまる地域通貨」パネルトーク
【ゲスト】
第1部)河邑厚徳(NHK番組「エンデの遺言」ディレクター)
第2部)吉岡淳(カフェスロー代表)
高浜洋平(水の学校代表・おたカフェ)
【進行】
影山知明(クルミドコーヒー店主)
【ゲストプロフィール】
河邑厚徳
1948年生まれ。東京大学法学部卒業。映画監督、元NHKディレクター・プロデューサー。女子美術大学教授。現代史、芸術、科学、宗教などを切り口に数々のドキュメンタリーを制作。『がん宣告』『シルクロード』『アインシュタインロマン』『チベット死者の書』『エンデの遺言~根源からお金を問うこと~』など著書も多数。
吉岡淳(スロータウン総合監督)
(有)カフェスロー代表取締役。30年間にわたるユネスコ運動を経て、2001年東京都府中市にスロー・ムーブメントの拠点となる「カフェスロー」をオープン。以後「スローカフェ」の普及と人材育成にとりくむ。大学やカルチャーセンターで講師をつとめる。
高浜洋平
1977年生まれ。大学で都市計画を学び、建設会社にて都市開発に携わる。休日には国分寺の地域づくりに取組み、東京経済大学国分寺市地域連携推進協議会研究員、お鷹の道おもてなし事業実行委員。2009年「史跡の駅おたカフェ」や「水の学校」立上げに携わる。
【進行役】:影山知明
1973年西国分寺生まれ。外資系コンサルティング会社勤務、ベンチャーキャピタ リストを経て、2008年、生家の地にこどもたちのためのカフェ「クルミドコー ヒー」 を開業。開かれたコミュニティづくりに取り組む。
9月16日日曜日
午前の部 (10:30-12:00)
映画上映『台北カフェ・ストーリー』
物々交換がテーマのスタイリッシュで素敵な映画の上映!
台北で美人姉妹がカフェをオープンする。このカフェでは「物々交換」が人気に。物と物を交換するとき、実は物にまつわるストーリーも同時に交換している。そして、姉妹は価値観を変えていく。
“価値はお金ではなく人の心が決める“ 物々交換が織り成す、話題の珠玉のカフェ・ストーリー!あなたにとって一番たいせつなものは?
【映画紹介】
「台北カフェ・ストーリー」公式webサイト
81分/中国語/カラー/2010年/台湾
邦題:台北カフェ・ストーリー/原題: 第36個故事/英語タイトル:Taipei Exchanges
監督・脚本:シアオ・ヤーチュアン 第46回ヴェネツィア国際映画祭グランプリ受賞監督(「悲情城市」) 配給・宣伝:ユナイテッドピープル 協力:協力:xChange、地球の歩き方
見た後はきっと物々交換がしたくなる!ということで映画上映後は『xChange~服と幸せのシェア』にて実際の交換が体験できます!
<16日17日12:00~17:00持込み16:00まで>
9月17日月曜日・祝日
午前の部 (10:00-12:00)
『原風景とコミュニティ』
(東京にしがわ大学・水の学校共催企画/水の学校Ⅲ開講記念講演)
街で学び、新しいつながりをつくる「東京にしがわ大学」
水が湧く場所から知恵や活動が湧いてくる「水の学校」
地域とのつながりを大切にしながら、自主的に学ぶことで、自分たちの暮らしを自分たちで豊かにしていこうとする2つの学校の試みを紹介します。第2部では、児島善三郎画伯や本多克己氏が描いた70年前の美しき国分寺田園風景のスケッチや昔話を聞きながら、懐かしき原風景を参考に、新しいコミュニティの風景を描くことを参加者のみなさんといっしょに考えます。
【ゲスト】
第1部)酒村なを(東京にしがわ大学学長)
高浜洋平(水の学校代表・おたカフェ)
第2部)兒嶋俊郎(兒嶋画廊・布アート創作家)
栗田昇(ミズモリ団)
【進行】
萩原修(東京にしがわ大学)
【ゲストプロフィール】
酒村なを
1983年立川生まれ。高松町の元米軍ハウスという「人のつながり」を強く感じる環境で24年間育つ。近頃の希薄な人間関係に危機感を覚え、街全体をキャンパスにし、授業は生徒自身がつくり、誰でも参加ができる、そんな「場」が心地良いコミュニティをつくる「東京にしがわ大学」を開校。
高浜洋平
兒嶋俊郎
フォビズムと日本画の伝統美を融合した画風を確立した児島善三郎(洋画家1893-1962)の孫。善三郎が国分寺にアトリエを構え(1936~1951)、田園風景を描写した、場所に現居を構える。六本木にて兒嶋画廊を営み、幅広いアート作品を扱うと共に、自らも自然由来材料による創作活動を展開。
栗田昇
自動車メーカーでプロダクトデザイナーとして28 年間勤務、退職後フリーランス造形家として主に木材を使って活動中。50 年前から西国分寺に在住(駅が出来る前)。現在、水の学校ミズモリ団員として水に関係する調査及び保全に関係する活動に参加している。
【進行役】:萩原修
1961年生まれ。武蔵野美術大学でデザインを学び、印刷会社、住関連情報施設を経て、独立。生まれ育った国分寺市西町で、2代目つくし文具店店主となる。中央線デザインネットワーク、かみの工作所など、デザインを活用した地域活動を仲間とともに実践している。
9月15日土曜日
午後の部 (14:00-16:00)
『ローカル・コミュニティの再生をどう図るか』
東京・谷中の活性化を進めてきた森さんの体験を通して、地域の再生のポイントを学ぶと共に、馬との共生を地域社会にを取り戻すムーブメントを推進している 寄田さんの「ばりょく社会」実現の魅力を探ります。
【ゲスト】
森まゆみ(エッセイスト)
寄田勝彦(NPO法人インフォメーションセンター代表)
【進行】
吉岡淳(カフェスロー代表)
【ゲストプロフィール】
森まゆみ
東京都文京区動坂に生まれる。早稲田大学政経学部卒業、東京大学新聞研究所修了。出版社で企画、編集の仕事にたずさわった後、フリーに。地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の編集人。
寄田勝彦
NPO法人インフォメーションセンター代表理事、ホースインタープリター。地域づくり・牧場づくり・環境教育など多様で固定化することのないオルタナティブな活動を展開している。
【進行役】
吉岡淳(スロータウン総合監督)
9月16日日曜日
午後の部 (14:00-16:00)
『イタリアに学ぶ、コミュニティの誇りと気概』
イタリアのスローフード運動をいち早く日本に紹介した島村さんから、イタリアのコミュニティに生きる人々の誇りと気概を学び、日本で特徴あるコミュニティを築いていくためには何が大切かを考えます。
【ゲスト】
島村菜津(作家、スローフード研究家)
【進行】
吉岡淳(カフェスロー代表)
【ゲストプロフィール】
島村菜津
福岡県生まれ、東京芸術大学芸術学科を卒業。毎年数ヶ月をイタリア各地で過ごし、紀行・美術・映画などの記事を各誌に寄稿。著書は『スローフードな人生! …イタリアの食卓から始まる』(新潮社)他、多数。
【進行役】
吉岡淳(スロータウン総合監督)
9月17日月曜日・祝日
午後の部 (14:00-16:00)
『映像に見る国分寺の今と昔』
国分寺市政20周年を記念して牧野氏が制作した「国分寺紹介映画」を見ながら、国分寺の街並みの変化や街づくりの変遷をとおして、これからの国分寺のまちづくりを考えます。
【ゲスト】
牧野守(映画史研究家・国分寺在住)
樋口満雄(国分寺市副市長)
【進行】
吉岡淳(カフェスロー代表)
【ゲストプロフィール】
牧野守
日本映画史研究者。映画評論家。コロンビア大学東亜図書館の「牧野守コレクション」は膨大な映画史に関する資料で構成され、当該コレクションの整理及び公開は映画関係者だけでなく、広く日本史及び日本文化研究の分野でも注目を集めている。
樋口満雄
1950年新潟県十日町市(旧中里村)生まれ。国分寺市の職員として34年間勤務その後現職に。国分寺を第二の「故郷」に決め本多5丁目に住む。本多地区の「盆踊り」「八幡神社大祭」などでは「焼き鳥」「焼そば」を担当。子どもの頃の原体験が自分を支えている。
【進行役】
吉岡淳(スロータウン総合監督)